このシリーズでUSP、ブランドをお話しして、いよいよポジショニングです。
USPは売り手のメッセージ、ブランドは買い手の受け取りの印象を操作していくマーケティングでした。
しかしながら、これらの手法もアメリカでは1960年代半ばでさえ古くなってきます。
なぜかというと、似たような商品で似たようなアピールがあふれるからです。
そこで自社の商品・サービスについて、他社の商品・サービスといかに違うか、独自性があるかを発信する必要が出てきます。
違いを明確に分かるような位置づけ、つまり「ポジショニング」が重要になってきました。
そしてその違いが優位であればなおよいことになります。
そしてそれが70年代(日本では80年代ころ)の競争優位の戦略論に発展していきます。
1960年後期にアル・ライズ とジャック・トラウトが提唱したポジショニング論は、
マイケル・ポーターなどの競争優位論に発展してMBAなどで講義されていきます。
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